神道・神社コラム

なぜ天皇陛下のことを今上天皇と言うのか?【もっと日本・一問一答】

なぜ天皇陛下のことを今上天皇と言うのか?【もっと日本・一問一答】

もっと日本・一問一答です!

神道・古事記・神社、こういった日本に伝わるものを知らない方のために、日本の疑問に思っていることにお答えしていきたいと思います。

では今日の質問は何でしょうか?

◉天皇陛下のことを「今上天皇」と称しますがどういう意味でしょうか?

はい。先だってニュース番組で上皇陛下のことを「平成天皇」と言ってしまい少し問題になりましたね。ご存知でしょう?

◉はい。あれは亡くなってもないのに「平成」というのはおかしいだろうということでしたよね。

そうでしたよね。天皇陛下というのは崩御されてから初めてその時の元号がついて称されます。同じく今も「令和天皇」と言うのは失礼なんです。お亡くなりになっていると同じ意味なのでよろしくありませんので「今上天皇」という表現が正しいです。

現在の今上天皇は何代目ですか?

◉126代です。

そうですね。世界で最も長く続くエンペラー、これが日本の天皇陛下です。このエンペラーという称号を使えるのは世界で日本だけなんですね。ということは世界で最も長く続くエンペラー、天皇の存在がそのまま日本の存在になるんですね。天皇陛下がなくなるということは、日本が日本でなくなるということ。世界で最も長く続くエンペラーなので「日本は世界で最も長く続く国」なんですね。

そして2月11日に建国記念日を迎えましたね。何年目でしょう?

◉2680年です。(2020年現在)

そうですね。紀元前660年に建国していますので2680年ですね。

世界で二番目に続いている国は?

◉デンマークです。

そうです。建国して約1000年ですね。そして三番目が?

◉イギリスです。

そうです。建国して約900年。日本はおよそ3倍も長いんですね。天皇陛下が上座に座ると、それ以下がほとんど白人。天皇陛下がいない世の中ならば白人の世の中になってしまいます。天皇陛下の存在は世界の均衡を保っているというくらい世界でも重要な方なんです。その天皇陛下は私たち日本の君主であるわけです。これは非常に誇らしい。世界がひとつになる礎になっている。こういうことを考えざるを得ません。

◉世界で一番長く続く国の天皇陛下。誇らしいですね。