神道・神社コラム

善に心を留める

八百万の神と人間の問題意識

 

日本の神様は一人ではありません。

 

日本の神様は自然界のありとあらゆるものに宿り、その神様の事を八百万の神と呼びます。

八百万の神は、互いが力を合わせながらこの自然界を作っています。

つまり、一人一人の神様は完全無欠ではないのです。

 

 

私たち日本人はこの世の中に完全無欠などない事を知っています。

自分たちは問題を抱えている事を知っているのです。

 

しかし、ある人にとっては問題であるが、その問題を得意とする者がいます。

そうやって、問題があることで活かされる者が現れるのです。

 

もし、私達が仕える者が完全無欠だとしたら、私たちはすがるしかありません。

何のお役にも立てず、ただすがるだけの人生に、どれだけ喜びを見出すことが出来るでしょうか?

 

多神教にも問題がある

 

『それは正しい。』

しかし、それは問題に目を向ければの話です。

 

では、どうでしょう?

この世の中に問題を抱えない者がいるでしょうか?

 

そもそも、この世の中から問題をなくすことは出来ません。

問題に意識を奪われやすい人の特徴は、問題はなくなると信じています。

しかし、その人にこう問うと『人を成長されるのは失敗した時か、成功する時か?』

失敗した時だと答えます。

 

そうです。

問題が人を強くすることを分かっていながら、問題を指摘します。

それほど人は、問題に意識を支配される弱い生き物なのです。

 

 

人間関係と問題の認識

 

人の縁とは【誤解して付き合い、理解して別れる】と言います。

誤解とは良いところしか見えず、理解とは悪いところが見えるのです。

 

 

 

従って悪いところが見えて理解するという事です。

 

では、人には悪いところはないのでしょうか?

どんなに真面目な人にも等しく悪いところも良いところもあります。

 

つまり、相手が変わったのではありません。

自分の見方が変わったのです。

そいう人は常に自分が正しく、相手が悪い。

 

本当にそうでしょうか?

本当に強い人とは悪に支配され、他者を批判するのではなく、善に意識を留め善を促し続けられる人のことを言います。

 

だから、問題を見つけ感情的になり、人を批判している人を見たら、慰めてあげて欲しいです。

その人は本当は弱く、苦しんでいるのです。

 

 

問題を通じての成長と前向きなアプローチ

 

この文章を読みながら自分に当てはまる人がいたなら、認めたくない事実かもしれません。

 

しかし、その心は既に悪に支配されています。

問題は人を強くします。

 

 

この問題も『どうして』から『どうしたら』に変換出来たら、さらに強くなるのです。

 

あなたの数魂と守護神・風水の霊獣を教えます