神道・神社コラム

弱いから人を批判する

 

読者の方からこんなコメントを頂きました。

 

『神道、神道と日本の精神を語り、女性はそれを美しい言葉で飾り称える。

そもそも、神社に祀っている神様は時の権力者。

私たちの祖先の敵に手をあわせるとは…

神様は素晴らしいと語る人は逆に心が病んでいる。』

 

と言った事を人から言われたそうです。

その事について、ご教授下さいとのことだったので下記の内容をお送りしました。

 

神道の起源と神社の役割

そもそも、日本の神様や天皇は怖い存在だったんです。

だから、忠誠や尊敬、感謝の意を伝えるために神社で祭りました。

 

その前、神社は米倉だったんです。

昔の年貢は米でしたので米は食料であり、お金でした。

 

だから、神様のように祀っていたのです。

それが何時しか神を祀るようになりました。

 

 

歴史の価値観と悪に対する意識

 

今の私たちの心で当時の考え方を図ろうとすると

全てを非なるものと考えます。

 

しかし、他国を植民地にして豊かになることは当時の人たちの正義だったのです。

歴史を見るとき、今の価値観を当てはめて考えると理解に苦しみます。

 

しかし、当時の価値観で考えれば理解出来るようになります。

その時に大切なことは【悪】に意識を支配されないことです。

 

 

弱さと悟りの関係

 

悪に意識を支配されるとついつい、批判めいたことが口からこぼれます。

昔の人はそれを『縁起の悪いことを言うな‼︎』と叱ったものです。

 

この世の中は善の働きによって出来ていることを知りながら、

ついつい悪いことを言ってしまうのです。

それほど人は弱い生き物なのです。

 

もし、そんな人を見たら『この人は弱い人なんだな』と慰めてあげてください。

それに同調して悪い言葉を発してしまうと、

自分自身も弱いことを示すことになります。

 

戦争とは弱い人と弱い人の争いから始まるのです。

また、仕掛ける人はその弱さを知っていて、あえてそこを突いて来ます。

 

 

悟りとは心穏やかな状態を言います。

 

人に批判をする人は弱い人間。

強い人間は批判の対象すら、善に導くことが出来るのです。

 

 

あなたの数魂と守護神・風水の霊獣を教えます