神道・神社コラム

神様が一番喜ぶ事は?花見は予祝・桜の語源はサクヤ

神様が一番喜ぶ事は?花見は予祝・桜の語源はサクヤ

今日は桜についてお話ししたいと思います。

桜の語源は、ニニギノミコトが降臨して絶世の美女と出逢います。その美女こそがコノハナサクヤメヒなんですね。

コノハナサクヤヒメの「サクヤ」が語源で「サクラ」になったと言われています。ですから桜の花は非常に美しい。ところがその命は短命で、美人薄命というのは桜の木が枯れるのではなく、花が咲いて美しい時は短いというのが本来の意味です。

桜の季節といえば花見。この花見、実は五穀豊穣を祈願する「予祝」なんです。本来なんら全国でこの「予祝」を取り行ってその姿を神様にお見せする。その様子を神様に見せるのは、神様は民が喜んでいる姿を見るのを大変喜ぶと言われているんですね。

神様は既に様々なものを与えていて、その与えたものに民が満足していなければ表情が暗くなる、そして宴会ができない。まさに今コロナで私たちは沈んでいるじゃないですか。この沈んだ気持ちでことを起こすのは世の中の不満があるという状態です。既に与えられているものに気づくということは、そこに感謝がえ言える。感謝が言えるということは喜びに包まれる。この喜んでいる姿が宴会に表れるんですね。

この喜んでいる姿、気持ちを上げ高めて五穀豊穣になったつもりで今で過ごす。桜の季節の後にはまさにこれから米を作るという時ですのでその前がに皆んなで宴会をして「気」を上げる

全ての根源は「気」にあると言われています。「気」と「水」と「血液」で私たち人間はできている。この根源が「気」です。この「気」の持ち用で「水の巡り」「血の巡り」そして健康はつながるんですね。

本来は花見で「気」を高めていくことが重要なんですが、その気持ちは忘れずに過ごすことが大事じゃないかなと思います。もし再び宴会ができるようになったら、端っこでちょっと沈んでいて輪の中に入らない人がいたら声を掛けてあげれる。これは神様の代わりにあなたが声を掛けてあげる。そして皆んなで「気」を高める。

今回は桜についてお話をさせていただきました。