神道・神社コラム

神道とは一体なんなのか

神道とは一体なんなのか?

人を受け入れる寛容な人とそうでない人とではどちらにより好感を持てますか?

それは当然寛容な人です。

しかし、人はより専門的になると他者をなかなか受け入れる事が困難になります。

それは、文系と理系が対立する構図に良く似ています。

【寛容、協調、調和】

他者を受け入れて包み込む

これこそが神道です。

そうやって神道は他者を受け入れ吸収して変化して来ました。

神道が大きな変革を遂げたのが仏教を受け入れた神仏習合です。

これはイスラム教がキリスト教を受け入れる様なものです。

なぜ、この様な事が出来たのでしょうか?

それは日本の神が完全無欠ではなかったからです。

これが宗教と神道の大きな違いです。

宗教は他の宗派を受け入れません。

しかし、神道は何でも受け入れるのです。

この【受け入れる】【受け入れない】とでは大きな違いがあります。

宗教はその宗派が全てです。

しかし、神道は全てではありません。

むしろ、全ては万物に存在するので他者から学ぼうとします。

これが大乗思想です。

逆により専門的になり、先生やカリスマになるのが小乗思想と言います。

小乗思想は同じ価値を持った人間でなければ、同じ船には乗れません。

しかし、大乗思想は自分以外の人は全て先生。

だから、全ての人から学ぶという考え方です。

従って皆んな同じ船に乗れるのです。

最近、神社でも新しい取り組みがなされています。

お賽銭をEdyで決済する様な神社まで現れました。

それは良いのか悪いのか分かりませんが、神道が仏を受け入れた時より、簡単な取り組みかもしれません。