神道・神社コラム
神道と言う言葉は日本がオリジナルではない
神道の起源と日本における宗教の融合
「神道」という言葉は日本のオリジナルでは
なく中国の儒教からきています。
日本には神道の精神はあったものの、それが何なのか確立はしていませんでした。
だから、仏教を取り入れ、宗教を取り入れ、儒教を取り入れて来ました。
しかし、ここが日本の素晴らしい所でもあります。
仏教界では釈迦亡き後、釈迦の教えを一部の
特定の人物だけで学び始めるのです。
しかし、これでは多くの民に広がらず、
先生だけが増える事に気付きます。
もっと多くの民に広げるべきだと声があがったのです。
これが大乗思想と小乗思想の違いです。
仏教の大乗思想と神道の精神
小乗思想とは一つの価値観で物事を捉え、より専門的になります。
従って同じ価値を持った者しか同じ舟には乗れません。
先生になりがちなのです。
大乗思想とは全ての人が先生で、色んな意見を聞き、
自分の立ち位置を定める事が出来ることです。
色んな価値を持った人が同じ舟に乗れます。
日本には何も無かったからこそ、
釈迦が本来説いて来た真理の根源である大乗思想の精神が根付いたのです。
英語【終戦のエンペラー】で西田敏行が言っていた言葉があります。
日本人には本音と建前があります。
建前とは耳を傾け良いものは取り入れ、自分のものにして行くが、
本音は神道にあるとあの言葉はよく分かります。
▼下記に書いている文は儒教の教えです。
仁・・・
愛。人を思いやる心。慈しみ。最高の徳。
身ぢかな家族→親戚→社会 と、近くから遠くへと秩序だてて広める。
義・・・
正義を貫く心。善悪、正邪、真偽。人道に従うこと、
道理にかなうこと。仁を広める形。親への孝、
兄や年長者への悌、君主への忠、社会には礼。これが道義・正義。
礼・・・
敬意を表す心。社会秩序を保つための生活規範、
儀式、礼儀、作法、礼節。礼を学ぶことが、学。
礼儀を身につけた人を、学のある人という。
仁を実行して社会から信頼される人、そんな人が、学のある人
智・・・
正しい判断を下せる能力。正しく豊富な知識と経験、
洞察力が加わったものが智慧。
忠・・・
心の中に偽りがないこと、主君に専心尽くそうとする真心。
信・・・
信頼する心。言葉で嘘を言わないこと、
相手の言葉をまことと受けて疑わないこと。
考・・・
親や先祖を大切にする心。おもいはかること、
工夫をめぐらすこと。親孝行すること。
悌・・・
兄弟仲がいいこと。
仁:
情に厚く、誰からも慕われる。 情に流され易く損得にうとい
義:
相手を好きか嫌いかはっきりしている。 両極端な資質。
礼:
社交性に富み、明るい性格。 精神的にもろい一面も。
智:
探求心がおおせいで、努力家。 人付き合いは不得手。
忠:
目的に向かって推進する性格。 人に対しては冷徹。
信:
いやと言うことのできない性格。 悪く言えばお人好し。
孝:
仲間への面倒見がよい。親分肌。 赤の他人には冷たい。
悌:
目上に対して従順。 目下にたいしては横柄。