八百万の神大図鑑

天照大神アマテラスオオミカミ

【分かりやすく動画で解説】

 

【自然界に与え続ける尊い神】

アマテラスは、八百万の神の中でも最も尊い神である。

太陽を司る太陽神、天皇の祖神、そして伊勢神宮内宮の御祭神です。

アマテラスといえば天岩戸。

アマテラスとスサノオの誓約(うけい)の際、スサノオが暴れるのをかばい続けましたが、最後のある女神がスサノオの乱暴の巻き添いとなりなくなると、悲しみのあまり、天岩戸に篭ります。

それまで温かい光を届けていた太陽がなくなり、高天原は闇に包まれ、悪魔が暴れ出し、神々の力は封印されます。

その時初めて、アマテラスの尊さに気づくのです。

これまで当たり前の様にあったものが、実はこんなに有難いものだと気づいたのです。

困り果てた神々は天安河原に集結して会議を行います。

そして、みんなで話し合いながらあの手この手でアマテラスを救おうとします。

しかし、なかなかアマテラスは出てきません。

その度に神々は落胆します。

そして、最後にアマテラスによく似た神様が現れたとお祭りを行います。

そう、祭りとは穢れを祓う最大の神事なのです。

祭りの時の表情はどんな表情ですか?

【笑って、歌って、踊る】

そう、いつでも笑って、歌って、踊れる状態を清らかな状態と言います。

しかし、穢れて篭っている時は笑えない、歌えない、踊れない。

つまり、清らかな人とはいつでも笑って、歌って、踊れる人のことを言います。

アマテラスは自分によく似た神様が現れたと聞くと、どんな神様なのか、天岩戸の扉を少し開けて、覗きます。

その時にアメノタヂカラオが腕を掴んでアマテラスを救い出しました。

アマテラスはなぜ、自分の力を誇示してスサノオを攻撃しなかったのでしょうか?

アマテラスにはある思いがありました。

それはシラス国を作ることです。

このシラス国とは国譲りの際に出てくる言葉ですが、戦うことによって国を作れば、その権力は1人に集中する。

これをウシハクと言う。

さらに戦うことを正当化すれば必ず次の戦いが起きる。

そうやって大陸では繰り返し戦い易姓革命が起こりました。

アマテラスはこの国はシラス国だ。

情報をみんなで(しらせ)ながら話し合い、慈愛を持って民衆が主役の民衆の為の国作りを行うと言ったのです。

これが地球創生上一度も滅びたことのない唯一無二の国、世界で一番長く続く国日本になったのです。

その意志を2679年(平成31年)125代途絶えることなく天皇は実践されているのです。

すべては皇祖神アマテラスから始まりました。

【和魂】祝福『徳によって繁栄します』

自分の利益や名声の為ではなく、純粋にあなたがこれまで積み上げてきた徳が豊かさとなり、あなたに戻ってきています。喜んで受け取って下さい。
あなたが周りを照らす太陽の様に今を過ごす事で、関わる全ての人にも豊かさを与えているのです。

【荒魂】開拓『未来を切り拓く』

行動の成果が具現化します。
思うように事が進まない時もありますが、過去に囚われる事なく、勇気を持って突き進みましょう。また昇る太陽のように心を温め笑顔を忘れなければ、必ず未来は開けるでしょう。

【幸魂】慈愛『愛に満ちたお告げ』

誰かの言葉の中に成功へと導くお告げがあるはずです。意識して過ごしましょう。
そのお告げを心で受け止める事であなたも周りも幸せになります。
苦しみや悲しみも慈愛の心を持って生きる事で楽になります。
それをあなたが示すことが出来るでしょう。
深い愛情を持ってあなたらしさを表現して下さい。

【奇魂】叡智『見通す力・優れた知恵』

あなたには物事の本質が見えています。
今その力を人の為に使って下さい。あなたが現れる事を待っている人がいます。
失って初めてあなたの存在の大きさに気付き、救いを求めています。
許すことで再び陽を照らす事になるでしょう。

【神格】

太陽神、高天原の主神、皇祖神、日本の総氏神

【御利益】

国土安泰(こくどあんたい)
・福徳
・開運
・勝運
あらゆる神徳を発揮するとされています。

【別称】

天照大神、天照大御神、天照皇大神、お伊勢様、神明様など

【系譜】

イザナキの子

【祀られている神社】

・皇大神宮(内宮)(三重県伊勢市宇治館町)
・芝大神宮(東京都港区芝大門)
・四柱(よはら)神社(長野県松本市大手)
・神明神社(岐阜県加茂郡八百津町)
・高浜神社(大阪府吹田市高浜町)
・西宮神社(兵庫県西宮市社家町)
・新田神社(鹿児島県薩摩川内市宮内町)
・榎原(よわら)神社(宮崎県日南市南郷町)
・普天満宮(沖縄県宜野湾市普天間)
・その他、各地の皇大神社・神明社と呼ばれる神社