建御名方神タケミナカタノカミ

【分かりやすく動画で解説】

【決意の力により勇気を与える神】

タケミナカタノカミは、諏訪大社の祭神であり、オオクニヌシの子。
国譲りの時に最後まで抵抗した神様である。
タケミナカタノカミの「ミナカタ」は「水潟」に通ずるとされ、水神である竜神や蛇神の姿で描かれている。
アマテラスの命を受けたタケミカヅチが、オオクニヌシに国を譲るよう迫る。
すると二人の息子に訊ねるように言った。
オオクニヌシの一人目の息子コトシロヌシ(事代主)はすんなりと快諾する。
しかし、その話を立ち聞きしていたもう一人の息子が抵抗する。
それが諏訪神社の祭神、タケミナカタである。「ここでひそひそ話をしているのは誰だ。
それならば力くらべをしようではないか」。
そうして、二人の力くらべが始まった。
この力くらべが「相撲」の起源とされており、出雲大社の式年遷宮では相撲が執り行われる。
力くらべをすることになったタケミナカタノカミとタケミカヅチ。
タケミカヅチの力を前に、タケミナカタは全く歯が立たなかった。
追い詰められたタケミナカタは、諏訪湖へ逃げ込み「もうここから出てこないから、許してくれ」と懇願した。
それが祀られるようになったのが、諏訪神社である。
最後まで抵抗し続けた神様。タケミナカタノカミは、決意の神様。
一度決めたことは最後まで貫き、諦めない。
その強い決意が人を成長させ、自信を与えてくれる。
さらには、その自信を公のために発揮することで、多くの人に勇気を与えてくれる。
タケミナカタはその後、諏訪の地で軍神となり、民に力と勇気を与えた。
自分と変わらないほどの能力の人間が、努力によって大きな力を得ることは、多くの人の見本となり、勇気を与えてくれる。
天才的で類い稀なる才能があり、努力を必要としない人には伝えられないことである。
一度決めた道を疑いそうな時、初めに疑わなければならないことは、やると決めた決意を疑ってしまうその「自分の心」を疑うことである。
最後の最後まで意志を貫き、諦めない姿勢は多くの民に勇気を与えた。
「自らの疑いに勝ち、信じるものによって立ち上がれ。起きることすべてを信頼せよ」

【和魂】初心回帰『初心に帰りましょう』

諦めると見極める、の違いを知る時です。
初心に帰り、課題を見つめ直し、再起するための準備期間と考えましょう。
方法はいくらでもあります。
道は一つではありません。
自分が決めた道を疑うより、自分を信じることを選んでください。
見極めた先に大きな成功が待っています。

【荒魂】挑戦『チャレンジしてください』

あなたにはパワーがあります。
迷っているのならば、臆せず挑戦してみてください。
今は自分の限界に挑戦する時です。失敗を恐れず、自信を持って取り組んでください。また、その姿が多くの人を励ますでしょう。

【神格】

軍神、狩猟の神、山の神、農耕神、五穀豊穣の神、風の神

【御利益】

武運長久、交通安全、盛業繁栄、国土安寧、五穀豊穣

【別称】

お諏訪様、武南方神

【系譜】

オオクニヌシの子

【祀られている神社】

・諏訪大社(長野県諏訪市)
・五社神社(大阪市西淀川区中島1丁目2-8)
・諏訪神社(静岡県浜松市中区)
・居多神社(新潟県上越市五智6-1-11)
・大倭物代主神社(兵庫県宍粟市山崎町下牧谷宮ノ谷299)
・諏訪神社(長崎県長崎市上西山町)
* 全国の諏訪神社

図解で分かる古事記・目次