天照大神アマテラスオオミカミ

【分かりやすく動画で解説】

【自然界に与え続ける尊い神】

アマテラスは、八百万の神の中でも最も尊い神である。
太陽を司る太陽神、天皇の祖神、そして伊勢神宮の祭神である。
八百万の神は、山・海・風・雷といった自然の様々なところに宿っている。
風の神は、空気を淀ませないように風を吹かせる一方で、台風を起こす強い一面もある。
また、海の神は、私たちにたくさんの食料を与える一方で、津波による大災害ももたらす。
このように、神様とは、恵みを与える「和魂(にぎみたま)」と、災いをもたらす「荒魂(あらにたま)」が混在する。
しかし、太陽だけは人に災いをもたらさない。これが太陽神であるアマテラスの偉大さなのである。
太陽が自然界すべてを司る存在であるということは、
裏を返せば、自然界に様々な災いが起きたとき、アマテラスの荒魂だと捉える。
天皇はこのアマテラスを祀り、国民の繁栄と世界平和を祈願している。
アマテラスが、高天原(天界)から葦原中国(地上)へ降り立ったニニギノミコトに命じた三大神勅がある。
その一つが「宝鏡奉斎の神勅(ほうきょうほうさいのしんちょく)」である。
アマテラスは鏡を渡し「この鏡を私だと思って、自分を映し、自省しなさい。
もし、私欲により民を苦しめるような『我』が映ったならば、その『我』を取り除きなさい。」そう伝えた。
「かがみ(鏡)」から「が」を取れば、「かみ(神)」となる。
こうして、鏡を祀り感謝を届け、新たな決意を行い、最後に祈願する。
これが神社と参拝の始まりである。正しい参拝とは、最初に「感謝」し、そして「決意」し、最後に「祈願」する。
天皇は、宮中三殿にて年間20回以上の祭祀を執り行い、国民の繁栄と世界平和を祈る。
何事もなく平和に過ごせることへの感謝と、この国の君主である自覚のもとに、民の繁栄を祈願しているのである。
またアマテラスは国譲りの際、オオクニヌシに次のように伝えている。
「汝ウシハクこの国は、我が御子のシラス国ぞとアマテラスが仰せである」。
「ウシハク」とは争うことによって国を治めること。そうすると、民衆は強者の所有物になってしまう。
アマテラスは「シラス国」だと言った。これからは民衆が主役となる慈愛で満ちた国を作るのだと。
世界の国々を見渡すと、ほとんどの国は争うことによって形成されてきた。
しかし、我が国日本は争うことなく慈愛に満ちた国づくりを行い、それが「いつも間にかできた国」日本なのである。
私たちは天皇を中心として、慈愛に満ちた民衆が主役の、民衆のための国づくりを行っているのだ。
その意志を2675年、125代途絶えることなく天皇は実践されている。すべては祖神アマテラスから始まった。
周りを照らす太陽のようにみんなを幸せにできる、そんな人のことを「神様のような人」と、誰もが崇めた。
継続することの意味を、今いちど、噛み締めてもらいたいものである。

【和魂】祝福『徳によって繁栄します』

自分の利益や名声の為ではなく、純粋にあなたがこれまで積み上げてきた徳が豊かさとなり、あなたに戻ってきています。喜んで受け取って下さい。
あなたが周りを照らす太陽の様に今を過ごす事で、関わる全ての人にも豊かさを与えているのです。

【荒魂】開拓『未来を切り開く』

行動の成果が具現化します。
思うように事が進まない時もありますが、過去に囚われる事なく、勇気を持って突き進みましょう。また昇る太陽のように心を温め笑顔を忘れなければ、必ず未来は開けるでしょう。

【幸魂】慈愛『愛に満ちたお告げ』

誰かの言葉の中に成功へと導くお告げがあるはずです。
意識して過ごしましょう。
そのお告げを心で受け止める事であなたも周りも幸せになります。
苦しみや悲しみも慈愛の心を持って生きる事で楽になります。
それをあなたが示すことが出来るでしょう。
深い愛情を持ってあなたらしさを表現して下さい。

【奇魂】叡智『見通す力・優れた知恵』

あなたには物事の本質が見えています。
今その力を人の為に使って下さい。あなたが現れる事を待っている人がいます。
失って初めてあなたの存在の大きさに気付き、救いを求めています。
許すことで再び陽を照らす事になるでしょう。

【神格】

太陽神、高天原の主神、皇祖神、日本の総氏神

【御利益】

 国土安泰(こくどあんたい)
・福徳
・開運
・勝運
あらゆる神徳を発揮するとされています。

【別称】

天照大神、天照大御神、天照皇大神、お伊勢様、神明様など

【系譜】

イザナキの子

【祀られている神社】

・皇大神宮(内宮)(三重県伊勢市宇治館町)
・芝大神宮(東京都港区芝大門)
・四柱(よはら)神社(長野県松本市大手)
・神明神社(岐阜県加茂郡八百津町)
・高浜神社(大阪府吹田市高浜町)
・西宮神社(兵庫県西宮市社家町)
・新田神社(鹿児島県薩摩川内市宮内町)
・榎原(よわら)神社(宮崎県日南市南郷町)
・普天満宮(沖縄県宜野湾市普天間)
・その他、各地の皇大神社・神明社と呼ばれる神社

図解で分かる古事記・目次