ここは一の鳥居。ここから先は神聖な場所です。
従って、まずここでお辞儀をしてから通るようにしましょう。
はい、待った！参道は真ん中を歩いてはいけません。
真ん中は神様が通る道だからです。
だから端を歩くようにしましょう。

まず、この世に最初に現れた神様は誰ですか？

アメノミナカヌシ

はい、アメノミナカヌシですね。

西洋では宇宙を作った者のことを全知全能の神と呼びます。

しかし、日本には既に宇宙はあったと言っています。

この宇宙とは何なのか？

それは命です。

既に命はあったのです。

その命の依代として最初に現れた神様がアメノミナカヌシです。

アメノミナカヌシは山や川、海や空などに命である魂を分けました。

そのことを分け御魂と言います。

そして、同じ命を我々も頂いているのです。

では、このローソクに火を灯してみましょう。

このローソクの炎と、このロークの炎に優劣がありますか？

ないですよね。同じ炎です。

つまり、私達には神様と同じ命があるんです。ここにいる皆が同じ命なんです。

しかし、この命が離れると、ふた心を持ってしまいます。

それは自分と他人。そして他人を責めるのです。

しかし、そもそも命はひとつです。それは自分を責めている事になります。

その責めている姿が穢れなのです。

その穢れのことを古事記では天岩戸と呼んだのです。

天岩戸？

怒りや悲しみ、苦しみなどで篭ってるその姿こそが穢れなんです。

ここに穢れている人はいませんか？

さらに、引きこもってる人に、地位や名誉、お金や権力が通用しますか？

しませんよね。無理やり引っ張って学校に行きなさい！と言ってもますます引きこもってしまう。

この時に神々は何をしたでしょう？

それがお祭りです。

天岩戸に篭ったアマテラスを救うために神々は会議を行い、天岩戸の前で祭りを行いましたよね。

この祭りこそ、穢れを祓う最大の行事だったんです。

皆さん、祭りではどんなことやりますか？

どんなことって、神輿を担いだり？

そうですね。そして、笑って、踊って、歌う。

いつでも、これが出来る状態を清らかな状態と言いのです。

『さあ、踊って！！』【みんなで踊る】