神社　【あなたの先生は身近にいる】
やはり、人は大きな木から学びたいと考えものです。
しかし、山には沢山の木が生えています。

どんなちっぽけな木でも、どんなに醜い雑草でも、それぞれ価値を持って生きています。

しかし、人は自分よりも大きなものに気を囚われやすいものです。

人生において本当の学びは実践の中にあります。

話し手の話し方や話す内容によって人は引き込まれ、より多くのことを学ぶことが出来ます。

しかし、その学びも自分を悩ませる子供や部下の前では、成りを潜めるものです。

本当の学びはその実践の中にあるのです。

面白い映画を観ると感動し感情移入するものです。

しかし、つまらない映画には関心を示さず、嫌な感情が湧き出て来ます。

これは、人と人との付き合いの中でも同じ事が起こります。

話が上手くて、人間的にも魅力がある人の話には耳を傾けるが、つまらない人の話は邪険に扱う。

邪険に扱われたその人は、どんな気持ちになるでしょう？

これが子育てや社員教育の大きな問題を作り出します。

それを分からない大人達は『あいつはダメだ‼︎あいつは分かってない‼︎』と言うのです。

聖徳太子が言っています。

人は意見を聞かない者の事を【愚人】だと言う

そして自分は【聖人】だと

しかし、互いに【凡人】に過ぎない。

聖人だと思っている人は格式や立場が強い人に弱く、そうでない人に強くなるのです。

幸せで豊かな社会を作りたければ、目線を下げ、普通に暮らしている人の事を真剣に考える。

その心が社会全体を引き上げ、社会全体が豊かになるのです。

弱い人が強い人にすがるのではなく、強い人が弱い人を支える。

これこそが真の社会貢献なのです。

人は困るから考える、考えるから行動に移す、行動に移すから成長する。

実は自分を悩ますその人こそ、あなたにとって先生になるのです。

前回も同じ事を言いましたが、人には同じ事を100回言えと言います。

だから何度でも言います。

過去の偉人や先生よりもあなたを成長させるもの

それはあなたを悩ますその人達です。

その人達こそ、あなたの先生なのです。