講義

第3章 アメノミナカヌシ(無料)

西洋では全てを作った神を唯一神と呼びますが、日本の神話では宇宙は既にありました。

では、宇宙とはなんなのか?それは【霊】です。

そうなんです。

【霊】は既にあったのです。

その【霊】の依代として最初に現れたのがアメノミナカヌシ、そのアメノミナカヌシが山や川、海や森、木や水と言ったものに霊を分けました。

それを分御霊と呼びます。

その霊を私たち人間にも分けたのです。

つまり、依り代に霊が宿って初めて生命として生命が宿るのです。

神様もここにいる全ても人が同じ命で繋がっているのです。

この神様の命と私たち人間の命に優劣はありますか?ありません。

全て同じ命なんです。しかし、この命が離れると、ふた心持ちます。

それは自分と他人。

そして不平不満、愚痴や嫉妬が出るのです。

そもそも命は一つ。それは裏を返すと自分を責めているのです。その状態を【穢れ】と呼びます。

この穢れた状態を古事記では天岩戸と呼びました。

アマテラスとスサノオが誓約を行った際、悲しみのあまりアマテラスは天岩戸にこもります。

この悲しみや、苦しみ、怒りや悔しさと言った感情を穢れと言うのです。

アマテラスが天岩戸に篭ると高天原は闇に包まれ悪魔が出てきて困り果てます。

そこで神々は会議を行います。

その場所が天安河原。

もし、子供が登校拒否になり引き篭もった時、地位や名誉、暴力や財産が役に立ちますか?

立ちません。

無理矢理引きずり出すと逆にもっと心を閉ざしてしまいます。

そこで神々が考えたのは祭りでした。

実は祭りとは穢れを祓う最大の神事だったのです。

さあ、祭りの時はどんな表情でしょうか?

【笑って、歌って、踊る】

その状態を清らかな状態と呼ぶのです。

悲しみや、苦しみ、怒りや悔しさで篭っている時は笑えない、踊れない、歌えない。

本当に清らかならばいつでも踊れるのです。

さあ皆さんはどれだけ清らかか、やってみましょうか?

『さあ踊って‼︎』

恥ずかしいという感情もプライド。それも穢れです。

つまり、悪に意識を奪われている状態を【穢れ】善に意識を留めている状態を【晴れ】つまり、清らかだと言うのです。