講義

第2章 天地開闢の神(無料)

最初に宇宙に生まれた神様は誰でしょう?はい、ここで日本語の難しさが出ましたね。

最初に【生まれた】と言いましたが、本当は最初に【現れた】が正しい表現です。

さらに、西洋では宇宙を作った神とありますが、日本では宇宙は既にあって、その宇宙に現れました。

さあ、最初に現れた神様は誰でしょう?それは【アメノミナカヌシ】です。

次に現れたのが【タカミムスビ】と【カミムスビ】です。

この3人の神様。

はい、ここでまた日本語の難しさが出ました。

神様は【人】ではなく、【柱】と呼ぶんです。

しかし、分かりにくくなるのでここでは人で表現します。

この3人の神様は造化三神という神様です。

そこにあるが姿はないという神様で男女の区別もない独り神です【あるようでないもの】そこに確かにいるが見えない。

これを分かりやすく説明します。

右手にコインを持ちます。

左手を開き、30センチほど下に置いて落として見ましょう?はい、皆様には何が見えたでしょう?もう一度行きますね。

コインを落とします。

そうです。

【引力】です。

確かにそこにありますが、目には見えません。

よくこんな事ありませんか?『あの人は魅力的だ』『あの人なんとなく苦手だ』そこに見えないが確かにあります。

このように目に見えないものが存在しているのです。

しかし、どうでしょう?『私は目に見えないものは信じられない』という人がいます。

しかし、多くの場合はこの目に見えないものに突き動かされています。

それを神という者もいます。

また、【大いなる力】とも言います。

この様に私たちは知らないうちに大いなる力によって突き動かされているのです。

しかし、ここで少し引っかかることがあります。

大陸では宇宙を作った最初に現れた者を唯一神と呼んでいます。

では、キリスト教の神様は誰でしょう?【ヤハウェ】です。

では、イスラム教の神様は?これも同じく【ヤハウェ】です。

同じ神様なんです。

しかし、日本を代表する神は最初に現れたアメノミナカヌシではなく【アマテラスオオミカミ】です。

なぜ、アメノミナカヌシではなく、アマテラスなんでしょうか?ここなんですね。

目に見えないものは信じないと言うように、目に見えない何かに突き動かされながら、目に見える特別な存在に心奪われるている。

神社にある大きな木を見ると御神木だと言います。

しかし、その木の根っこを見て御神木だと言うものはいません。

目に見えない根っこがあるからこそ木は大きく栄えるのです。

人は知らず知らずのうちに、その人の内側である本質、心を覗いています。

その内側が形となって現れているのが表情です。

あるようでないもの、アメノミナカヌシの表情が形となって現れたものが太陽であるアマテラスなのです。

しかし、その太陽ですら、引力がなければ弾け散ります。

つまり、太陽の様に温かく、全てのものに恵みを与えたければ、中心である心を鍛えることなのです。

その内面こそがアメノミナカヌシなのです。