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暦を学ばなくなった日本人

◉暦を学ばなくなった日本人

暦は月と日と曜日を知るためのカレンダーと思っている人がほとんど。

しかし、暦は本来私達の命を支える為になくてはならないものでした。

日本には四季があります。

四季折々という言葉がありますが、四季はいくつに折られているか知っていますか?

それは24です。

だから二十四節気と言うのです。

本来の四季は【四気】

もっと正しくいうと【四氣】

そう、米を作る気が変わるのを知らせるものでした。

昔の日本人は米中心の生活でした。

そう、稲作経済

不作は命に関わることです。

そこで如何に凶作を避け豊作にするかを考えたのです。

そして、空に輝く星を見て

『あそこに星がある時は田植えを始め』

『あそこに星がある時は雨が降らないから池に水を溜め』

『あそこに星がある時は台風が来るからそれまでに収穫して』

これが【天文学】です。

この天文学を元に【暦】が作られました。

この暦の始まりは【立春】

しかし、この立春は一年で一番寒い大寒の次の日

つまり、春が春ではなく、春の準備を始めるときから春になるのです。

この事から分かるように、日本人は準備を万全にして来た国民なのです。

また、季節と季節を分ける事を【節分】と呼び、この節分は年に4回あります。

この節分の前の約18日間の事を土用と呼びます。

この時は土公神が土に活力を与える時とされ、土をいじってはいけません。

それに合わせて、人も休みを取るようになりました。

つまり、季節の変わり目は一番疲れが溜まり、病気になりやすい。

だから、この土用に休息を取ったのです。

春の土用は4月17日から5月4日まで

ほら、コロナと重なったでしょう?

去年も今でした。

だから、今コロナが爆発しているのは理解できるはずです。

この様に暦をしっかり学べば、いつ何を行えば良いのか?

また、どんな事が起こりやすいのか、理解する事ができます。

従って、4月の新学期はこの様な事から出来ているのです。

冬に勉強して、活力がある春に試験を受けて、4月に入学

これは日本人の【気】の流れなのです。

この気の流れを無視して、一番騒がしい夏に試験をつけて、9月である秋に入学すると、人の気は定まらなくなります。

皆さんもしっかりと暦を学ばましょう?

次回はこの暦の元となっている十干十二支について話します。