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世界一簡単な古事記の講座 日本のルーツを探ろう!2

世界一簡単な古事記の講座 日本のルールを探ろう!2

 

絶世の美女、コノハナノサクヤヒメです。祀られている神社は富士山本宮浅間大社です。昔の人たちは神様は山に宿ると考えていましたので富士山自体がコノハナサクヤヒメの御神体と言われています。そしてサクラの語源はサクヤなんですね。さらに鹿児島に桜が付く島があります。桜島ですね。この桜島の神様もコノハナサクヤヒメなんです。神様の名前を知るとそれにちなんだ地名などの意味が分かるようにもなります。

そしてコノハナサクヤヒメには姉がいました。岩のように永い命を持つ神様。イワナガヒメです。

ニニギノミコトがコノハナサクヤヒメに一目惚れし父オオヤマヅミのもとへ結婚させて欲しいと挨拶にいきます。

オオヤマヅミは天孫の嫁ならば喜んでと結婚を許しますが、姉のイワナガヒメも一緒にと差し出します。イワナガヒメは容姿が醜かったので、まだ若かったニニギノミコトは表面の美しさ、繁栄の象徴コノハナサクヤヒメを選び、表面には見えない美しさ、心の象徴のイワナガヒメをオオヤマヅミに追い返しました。オオヤマヅミは永く繁栄するようにと二人の娘を差し出したのにその意図を汲めなかったので命の期限ができたしまったのです。ここで寿命ができたことから推察できるのは、このニニギノミコトとコノハナサクヤヒメの子、山幸彦の代から神様から人間になったのではないかということです。こういう所が古事記の楽しいところでもあります。

山幸彦の父はコノハナサクヤヒメと結婚した天孫ニニギノミコトです。

このニニギノミコトの祖母は誰でしょうか?

最も尊い神 天照大神ですね。

天照大神は孫にあたるニニギノミコトにあなたが葦原中国(地上)を治めなさいと命令し、高天原(天上)から降りてくるのが天孫降臨ですね。ニニギノミコトが降り立ったのは高千穂です。

天照大神が生まれた場所は、禊池(みそぎ池)です。宮崎県の江田神社にあります。

天照大神の両親は誰でしょうか?この両親こそが最初に夫婦になった神様、イザナキノミコトとイザナミノミコトです。

しかしこの夫婦は喧嘩別れしてしまいます。この時の穢れを禊池で祓った時にイザナキノミコトから生まれた最も尊い神が、天照大神、月夜見尊、素戔嗚尊の三柱の神様です。

このイザナキノミコトが穢れてしまったのは、亡くなったイザナミノミコトを連れ戻すために黄泉の国へ行きます。そこでイザナミノミコトから決して中を覗いてはいけないという禁を破ってしまい、イザナミノミコトは怒り狂いイザナキノミコトを追いかけます。そして夫婦は別れてしまう、これで穢れてしまいました。

その時に最も穢れたのが目なんです。それは見てはいけないとの約束を破って見たからです。禊池で穢れた目を洗うと左目から太陽の神天照大神、右目から夜の神月夜見尊、鼻からは大海原の神素戔嗚尊が生まれました。