開運暦最新情報

世界一簡単な古事記の講座 日本のルーツを探ろう!

世界一簡単な古事記の講座 日本のルールを探ろう!

小坂達也と古事記を学ぼうということで日本神話の古事記、何が書かれているのか、いつどこで誰がどのようにして作ったのか、これをお話ししていきたいと思います。

まず古事記は天武天皇の命令で712年に作られています。その後約1000年寺社に眠っていました。それを本居宣長が35年かけ編纂したんですね。そのことによって現在でも読むことができるようになったわけです。私たちが現在読んでいるのは古事記ではなく「古事記伝」なんです。

この古事記伝にはどんな神様また人物が登場するのか。私たちの神様とはどの神様でしょうか?ある講話の質問コーナーで小学生くらいの女の子からこんな質問を受けました。「神様はどこに行ったら会えますか?」と言うんです。私はこう答えました。「人間や動物や植物といった生き物を創ったのは神様だよね。あなたは誰から作られたの?」と。その女の子は「お母さん」と答えました。「あなたを創った最初の神様、それはお父さんとお母さんです」と添えました。
私たち人類を創ったのが神であれば「私」を創ったのは両親です。そしてその両親にも両親がいる、それをずっと遡ると古事記の世界に入ります。古事記の世界では様々な神が登場します。私たちはこの神様の子孫なんです。既に私たちは神なんです。神道では過去から未来の間、今中を生きているという考え方なんです。この古事記は私たち日本人のルーツです。その古事記には何が描かれているのか。

これは古事記に登場する主要な神様です。よく八百万の神とも言われます。代表的な神様は24柱です。古事記を学ぶ際にはこの24柱を覚えると良いです。ところが上から覚えようとするとなかなか難しいんです。なので下から上がっていくことにします。と言うことで現在から見ればどういう風になっていくのか。こうすると古事記は分かりやすくなります。

現在はというと、天皇陛下になります。第何代の天皇でしょうか。日本人の中でも答えられない人もいます。世界で一番長く続く国の君主です。

答えは126代です。この初代の天皇が日本を建国したわけです。それは誰でしょうか?それは初代天皇、神武天皇なんです。

この神武天皇を祀る神社といえば奈良県の橿原神宮です。天皇陛下が海外へ行かれる前、戻ってこられてからご挨拶に立ち寄られるのがこの橿原神宮なんです。天皇陛下の一番の仕事は神事なんです。この神事は自分たちの祖先に対して報告をしているんですね。

では神武天皇の父は誰でしょう?
鸕鶿草葺不合尊(ウガヤフキアエズノミコト)といいます。

この神様が祀られている神社はというと、宮崎県の鵜戸神宮です。ここは素晴らしい神社です。洞窟の中に神社があります。


では鸕鶿草葺不合尊(ウガヤフキアエズノミコト)の名前の由来は、父:山幸彦、母:豊玉姫の間の子なのですが、産む前に産屋の中を覗かないという約束をしたのですが山幸彦は産屋の中を覗いてしまいます。すると中には鮫の姿をした豊玉姫がいました。姿を見られてしまった豊玉姫は急いで産んで海に帰ってしまいます。この産屋を葺き終わらないうちに生まれたことからこの名前になりました。


この鸕鶿草葺不合尊(ウガヤフキアエズノミコト)の父は山幸彦ですが、祀られている神社は青島神社です。


山幸彦の母は絶世の美女、コノハナノサクヤヒメです。祀られている神社は富士山本宮浅間大社です。

昔の人たちは神様は山に宿ると考えていましたので富士山自体がコノハナサクヤヒメの御神体と言われています。そしてサクラの語源はサクヤなんですね。さらに鹿児島に桜が付く島があります。桜島ですね。この桜島の神様もコノハナサクヤヒメなんです。神様の名前を知るとそれにちなんだ地名などの意味が分かるようにもなります。