コラム記事

なぜ神様は一柱なのに沢山の神社に祀られている?

なぜ神様は一柱なのに沢山の神社に祀られている?

もっと日本・一問一答です!

神道・古事記・神社、こういった日本に伝わるものを知らない方のために、日本の疑問に思っていることにお答えしていきたいと思います。

では今日の質問は何でしょうか?

◉一柱の神様がなぜあちこちで祀られているんですか?

 

これは神様をどう見るか。私たちが持っている肉体、これが神様と見ると肉体は離れることはできないでしょう?ところが御霊(みたま)、霊と書きますね。分かりやすくいうと宇宙そのものを霊といいます。肉体は依代(よりしろ)と言います。この依代に霊が宿って命が誕生する。ですから肉体があっても魂が抜けると人間は溶けて無くなるんです。という風にこの魂が神様なんです。この神様は蝋燭の炎と思ってください。炎は蝋燭から蝋燭に分けることができる。これを分御霊(わけみたま)と言います。神様の魂を分けることができる。皆さんの家にも神様が居るでしょう?神棚に。その神棚にお札があるじゃないですか。天照大神のお札は有ります?

◉はい有ります。

 

あそこには天照大神がいらっしゃいます。

◉そうですよね。

 

つまり神棚にあるお札も実は分御霊、魂を分けて各家庭に神様がいるんです。皆さんの神棚にいらっしゃる天照大神と伊勢神宮にいらっしゃる天照大神は優劣有りますか?

◉伊勢神宮の方が上の方がします。

 

でも実は同じです。全く同じ神様がいらっしゃる。これを神社から神社へ御霊を分けること、これを勧請(かんじょう)と言います。これで同じ神様を祀る神社が色んな所にできる。全国にどんどん拡がっていく。これは戦国時代で戦の時に祈願をする場所があったんです。その神様はその武将の崇拝する神様だったりするんです。戦に勝って陣地を増やしていくとその武将が自分が崇拝する神様の神社を建立して増えていくんですね。

◉そういうことなんですね。

 

全国の色んな場所にはなぜここは出雲系の神社ばかりなんだろう?とかなぜここは山王神道系の神社ばかりなんだろう?といったその地域の特色が分かったりもします。

◉神社の歴史がすごいですね。

 

その祀られている神様を通じてそこの地域で何が起きたのかという歴史が何となく見えてくるんですね。