神道・神社コラム
祓詞を現代語訳
【祓詞・現代語にさしました】
◉掛(か)けもくも畏(かしこ)き
[口に出してお名前を申し上げるのもとても恐れ多い紙よ]
◉伊邪那岐(いざなぎ)の大神(おほかみ)
[イザナギノ大神様が]
◉筑紫(つくし)の日無化(ひむか)の橘(たちばな)小戸(をど)の阿波原(あばはら)に
[筑紫(九州)という場所の日向の橘の小戸の阿波岐原で]
◉禊(みそ)ぎ祓(はら)へ給(たま)ひし時(とき)に
[怒・苦・悲・憂・恐を自ら取り除き禊を行い]
◉生(な)り坐(ま)せる祓(はら)へ戸(ど)の大神(おほかみ)たち
[生まれになりま祓戸大神等よ(アマテラ・ツクヨミ・スサノオなどはこのなかに含まない)]
◉諸々(もろもろ)の禍事(まがこと)・罪(つみ)・穢(けが)れあらむをば
[もし色んな災いや罪穢れがあるならば]
◉祓(はら)へ給(たま)ひ
[祓い下さいませ]
◉清(きよ)給(たま)へと
[清め下さいませ]
◉白(まを)すことを聞(き)こし召(め)せと
[申し上げる事を聞き届けくださいと]
◉恐(かしこ)み恐(かしこ)みも白(まを)す。
[恐れ多くも申し上げるす]
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私たちは知らず知らずの間に罪穢れを背負います。
その罪穢れの根源こそ【怒・苦・悲・憂・恐】と言う無意識の感情。
この感情が私達の穢れです。
見猿、聞か猿、言わ猿
これ以外にもう一つ猿がいると言われています。
この猿が最も一番難しい。
その猿こそ【思わ猿】
思ってもいけない。
しかし見ない聞かない言わないは人の意思で制御出来る。
しかし、人は無意識な思ってしまう。
それが【喜・怒・苦・悲・憂・恐】である。
この思っても行かないところの境地をブッタが悟りの境地と言った。
つまり悟りの境地とは心穏やかな状態である。私が常に意識している状態である。
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