神道・神社コラム

徳を積んで豊かになる

徳を積んで豊かになる

 

徳を積んで豊かになった人

 

あなたは徳を積んで豊かになった人を知っていますか?

おそらくあまりお目に掛かった事がないでしょう。

しかし、そんな人がいるのです。

なぜ、お目に掛からないのか?

彼らは世の中に沢山いる成功者の様に言挙げしないからです。

 

言挙げしない徳を積んで豊かになった人

 

先日、こんな政治家がいました。

『私は神道はとても大切だと思っている。しかし、政治家が神道を学べばかなり悩むんです。なぜなら、言挙げする者に負けるから

そう言っていました。

私はその政治家にこう助言しました。

『昔は神仏習合でした。仏が神の前に立ち、言挙げしていた。だから、神は後ろに控えているだけで上手くいっていました。あなたが言挙げするのではなく、言挙げする者を束ねるのです。また、マニフェストなどいりません。優秀な人間なら誰しもやりたいことはあります。

しかし、あなたが周りを押しのけて自分のマニフェストを実行しようとしたら、他の者が弾かれるのです。

結果、あなたがやるから周りを活かせなくなります。

あなたがやることはやりたい人のやりたい事を実行させるために力を尽くす事です。

これがあなたのマニフェストです。

世の為、人の為に仁慈を尽くすとはこういう事』

 

すると、彼は驚きを隠せず『神道の本質に触れました。おっしゃる通りです』と興奮した趣で語ってくれました。

この様に人は主語に拘ってしまいます。

 

多くの人は主語にこだわってしまう

 

彼らの大切なことは誰がやったのかであり、何をやったのかではありません。

なぜそうなるのでしょうか?

主語があるから見返りがあると考えます。

結局、自分の利益のために事を行なっていることになるのです。

この様に言挙げして利益を生み出す人はこの世に腐るほどいます。

しかし、言挙げせず、それぞれの足りないところを補いながら、共通点を見つけ、人を活かすことが出来る人は目立たないのです。

しかし、大きな成功を収める人はそんな人です。

 

 

あの人の為に力を尽くしたいと、自分が持っている能力をさらに磨く努力は出来ます。

しかし、あの人になるための努力はどうしたら良いのかと尋ねると、答えを出せるものは少ないです。

あの人の為に努力する人と、あの人の為にと言う人を集められる人。

大きな成果を生み出す人は言わずと知れています。

あの人とは徳を積んでいる人の事です。

目先の利益に囚われず、世の為、人の為に力を尽くす。

その昔、両親にそうやって育てられました。

 

あなたの数魂と守護神・風水の霊獣を教えます