神道・神社コラム
【喪中に神社参拝して良いの?】
【喪中に神社参拝して良いの?】
初詣を迎えると気になるのが喪中の参拝。
喪中は神社に参拝しない方が良いのではと、考えてしまいます。
そうなんです。
神道では死を穢れと考えます。
その為、穢れている期間は参拝してはいけないとなっているのです。
つまり忌中は故人のために祈り、穢れ(けがれ)を祓う(はらう)期間です。
この期間は喪中ではなく、忌中で良いとされています。
この期間には、穢れを持ち出さないよう外部との接触を避けたり神事に関わらないようにしましょう。
※地域風習などの違いがある場合もあります。
例えば、お札やお守りなどを頂きたいときは、どうしたら良いのか?
神社によっては拝殿で参拝しなくても、境内に入ることも禁じているケースがあります。
そうなるとお札やお守などいただく事も出来ません。
その場合は、友達にお願いして頂くようにしましょう。
しかし、神道には「敬神崇祖(けいしんすうそ)」という考えがあります。
「神を敬い祖先を崇ぶ(尊ぶ)こと」。
大切なことは、真の心。
真の心があれば、大切な故人のことを思うはずです。
この悲しみや苦しみを祓い落とすための期間と故人と向き合い、尊ぶ期間が必要です。
忌中は少し控える事も大切かもしれませんね。
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