神道・神社コラム

穢れと祓い
嫌なことを言われた時あなたはどうしますか?
誰かに嫌なことを言われたとしましょう。
もし、その言葉に心を奪われ、嫌な言葉や態度を示したとすれば、
それはあなたも穢れたことになります。
しかし、あなたが嫌なことを言われたとしても、悪に意識を奪われることなく、
その穢れを祓うことが出来たら、あなたはその人を清らかに出来るはずです。
祓いが勝ればその人を清らかにでき、穢れが勝ればあなたは穢れる。
嫌なことを言われ、あなたも嫌なことを言い返す。
これは単にあなたの善が悪に敗れただけです。
人は悪に意識を奪われやすい。
目の前で起きる現象、問題に意識を奪われやすいものです。
しかし、まだ起きていない課題に取り組める人はいつも清らかなのです。
つまり、清めとは望む理想をはっきりと目に移し、その望む姿に近づける事です。
穢れと祓い
あなたが隙を作ると、その隙に忍び寄る。
善に意識を留める事こそ祓いであり、清らかな状態だと言えます。
西洋では穢れを【悪魔】
清めを【天使】と呼びました。
あなたの【天使】は常に【悪魔】から試されています。
その時に大切なことは善に心を留めることなのです。