神道・神社コラム

神社が100倍楽しくなる雑学講座・ハートのマーク
【神社の雑学勉強会】
神社に行くと至る所で見つかるハートのマーク。
あのハートのマークを見つけると胸がキュンとなる!
そんな人達が沢山いるはず。
『もしかして、ここは縁結びの神様?』
しかし、本当はそうではありません。
では何なのか?
あのハートのマークは【猪目(いのめ)】と言って、猪の目なんです。
なぜ、猪の目なの?
そう思われる方も多いはず。
この猪の目が使われている部分を【懸魚(げぎょ)】と言います。
イノシシは火伏せの神さまの御使いとも言われ、火事から護ると魔除けや福を呼ぶと言われています。
その由来はイノシシの目のカタチがハートに似ていることから、ハートのマークが使われるようになりました。
また、猪は動物の中で一番最初に火事に気づくとも言われています。
だから【いの一番】
では、なぜ猪は火除けの遣いなのか?
その答えが中国の陰陽五行思想の中にあります。
この五行は十千・十二支で、成り立ち、十二支である子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥
この図からも分かる様に亥は【水】の始まりに位置します。
この事から猪の目であるハートのマークが火除け、厄除けとして使われる様になったのです。
この陰陽五行思想は【易】です。
この様に易を学べば、神社の成り立ちの根底にある【なぜ】を見つけることが出来ます。
次回は神社と風水について紹介しています。