子ども古事記プロジェクト

一番難しい講話ってどんなシチュエーションだろう?

ちょっと考えてみた。

騒ぐ子供がいたり、メンタル的に弱く全く反応がない子供、ダダこねる子供、走り回る子ども、講話に全く集中できない。

もし、そんな子供だけを集めた所で講話をやったとしたらどうだろう?

まさに、今日はそんな心にハンディを持った子供だけを集めたフリースクールで子ども古事記プロジェクトを行なって来た。

それも、学年別なら良いが、小学低学年から高学年、中学生、高校生、そして、先生達まで。

多動症、自閉症、引きこもりと言った子供達が集まるフリースクールでした。

しかも、1時間と限られた時間の中で行なった。

事前にこんなことを言われていました。

おそらく集中出来るのが30分くらい。

途中で、騒ぎ出したり、出て言ったり、下を向いて黙り込んだりする子供が出てくると思いますが、構わずに最後までやってくださいと。

一体どんな講話になるのだろう?

やる私自身も興味があった。

前回の反省点もあり、子供達はカードを触ると離さない。

だから、カードを渡して話してはいけない。

しかし、逆にそれを利用して、最初にカードを渡してカードを使いながら説明をしたらどうだろう?

まずは古事記に登場する代表的な神様の名刺サイズのカードを作り、古事記に登場する神様の順番に並ばせた。

さらに、一番最初に並べた人にはアマテラスのクリアファイルをあげることにした。

すると子供達の目つきが本気モード。

『並べる時には神様の名前を口に出して置くんだよ』と伝えると

神様を名前を叫びながら置いていた。

話を進めるにつれ、声高々と名前を叫ぶ。

『日本を作った神様は誰だ?』

カードを持って大きな声で叫んでもらった。

『神武天皇!』

神武天皇の曾祖母さんは誰だ?

『コノハナサクヤヒメ!』

当たるたびに当たった

ポストカードを渡した。

最後に神並べゲームと神様神経衰弱をやったが、大変盛り上がり。

子供達は満足そうに『ありがとうございました』と挨拶してくれた。

終わってから理事長が『私、初めて高校生達のあんな顔を見ました』

『これまで、嫌がって絶対参加しなかった子が、あんな表情も出来るんだなぁって、ビックリしました。この取り組み本当に良いです。本当に来てもらって良かったです』

『またお願いします』

人とのコミュニケーションに問題を抱えていた高校生だったが、自らカードを配ったり、クリアファイルを渡すと『俺は何気にこんなの好きなんだよね』と呟いたり。

私も、この一番難しい環境で、どれ位通用するのか?

ここで通用したら、どんな場所でもやれる。

そう思ってやりましたが、喜んでもらった事でさらに自信に繋がりました。

作られたフィールドでやるのは簡単、しかし今回の様に新たな世界にチャレンジしてこそ、次に続く者の模範となれる。

そんな思いでやってきました。

また、サポートの必要性も感じました。

この講座には段階があります。

その段階を経て道徳的な子供を育てて行きます。

それが目的です。

親子間のトラブルは人間関係。

勉強をしないからとか、言うことを聞かないからではありません。

双方の道徳心の問題です。

勉強をしないのも、言うことを聞かないのも、課題に取り組まなかった結果。

その課題こそが、道徳的な子供に育てることです。

しかし、その道徳が一番難しい。

大人だから道徳心があるかと言うとそうではありません。

では、なぜ道徳心が芽生えないのか?

それは、知らないからです。

だったら、学べる環境を作ろう!

それが子ども古事記プロジェクトでなんです。