神道・神社コラム

大きな生き方と小さな生き方
【大きな生き方と小さな生き方】
神道とは何なのか?と尋ねられればそれは分からないとしか答えられない。それは愛とは何なのか?神とは何なのか?と尋ねられる事と同じことを意味する。
つまり、白黒はっきり出来ないのだ。
なぜなら、愛の反対は無関心だと答えた人もいるが、明確な反対の意味を持つ言葉はない。
これは感謝も同じことが言える。
感謝の反対は何だろう?
不平不満、愚痴嫉妬、様々な言葉が思い浮かぶ。
しかし、感謝の反対は感謝しない。
つまり、感謝しなくなれば不平不満、愚痴嫉妬、様々な困難が襲いかかってくると考えた方が良い。
それだけこの言葉には大きな意味が隠されている。
つまり、仁に生き、礼に生き、信に生き、義に生き、智に生きる。
その生き方こそが大きな生き方であり、不平を訴え、不満を抱え、愚痴を言い、嫉妬にまみれる。
それは小さな生き方なのだ。
徳がある生き方
【仁、礼、信、義、智】
これら全てを持ち合わせたものに【徳】が備わるという。
これらを全うする生き方をしたいものでる。
◉制作:神道の心を伝える 編集 小坂達也