和を以て貴しと為すの本当の意味

◉和を以て貴しと為すの本当の意味

和を以て貴しと為す聖徳太子が作った17条憲第1条です。
この言葉を聞くと皆で仲良くやりなさいと訳す人が多いと思いますが実はそうではありません。

◉皆んなで仲良くしなさいと言う意味ではない

 『目には目を歯に歯を』を勘違いしてる人が多様に、この和というのは仲良くしなさいと思っている人が多いようです。
しかし本当の意味は派閥や党派に別れ、意見の対立を深めるような事を行ってはいけない。

和(やわらぐ)の状態を作て話し合いをしなさいと言う意味です。

つまり『仲良くしなさい』と言う事ではなくむしろ納得行くまで義論しろと言う事なのです。

◉聖人でも愚人でもない凡人である

つまり、和とは空気の支配を作り、長いものに巻かれろ的な状態の中で一部の人間の意見だけが出され、その意見に沿って物事を決めるのではなく和らぐの【状態】を作って皆の意見を聞きながら物事を決めなさいと言っているのです。
つまりこれは十七条に繋がりますが物事を1人で決めてはいけない。
人は意見が違って当然だ。
だから皆で話し合いをして物事を決めなさいと言っています。
しかし意見が通らないと人はその人のことを【愚人】だと言い、自分のことを【聖人】だと思うが、互いに【凡人】に過ぎないとも言っています。
当時は土地を得る事で国を得ることが出来ました。
つまり土地を得ればその土地に住む民をも得ることが出来たからです。
そうやって勢力を伸ばしていたのが剛族です。

◉幼少期に経験した豪族の争い

この時代その勢力はいよいよ二分することになります。
その豪族が物辺氏蘇我氏です。
聖得太子は13歳の時二つの豪族が権力を手に入れるために争い多くの民が命を落とす様を目にしました。
互いの派伐が対立し争うことは一部の人間に兼力が集中することになります。

◉公地公民制

そこで聖得太子が発案したのが公地公民制です。
公地公民とは土地も民も天皇のものだという制度です。
しかしここで疑問が生じまする。
天皇も1人の人間です。
結局1人の人間が支配するのではと考えたはずです。
しかしこの時代から天皇は公であり、私ではなかったのです。
つまり、我が国日本は1500年もの前から既に民主主義だったのです。
つまりこれが我々の天皇であり、天皇が今日の日本を作ったのです。
天皇陛下は何もやらないのではありません。
仕組みとは何もやらなくても上手く行く事を言います。
つまりその仕組みの上に立たれていることを象徴と呼ぶのです。

その天皇の祖神が日本の八百万の神々です。神仏画師の八百万の神図鑑でさらに神様についても学んでみましょう。

 

 

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