なる・うむ・つくる

  1. 我が国で最も古い歴史書、古事記

古事記には我が国がどの様な想いで、どの様にして作られたのか、描かれている。

古事記には多くの神様が登場し、互いが足りないところを補いながらこの世界を作ってきた。

しかし、古事記を読むのは困難で、途中で断念する人がほとんど。

この古事記にはあるテーマで描かれている。

それは【なる・うむ・つくる】である。

この言葉で国の成り立ちの違いが理解できる。

最初に現れた神様【天御中主】

天の中心の主と書く。

そして、イザナキ、イザナミの神世七代までは誰も生んでいない。

成った。

次にイザナギとイザナミが国を生み神を生む

そして、オオクニヌシが国を作る。

このうむと、つくるには誰がとなる。

必ず主人公がいる。

しかし、なるには主人公はいない。

日本人はこの【なる】を大切にして来た。

成るように成るとあるように、課題に取り組んでいたら、必ずこの世は成るように成るものである。

つまり、成るように成る状態を作れる人、そんな人のことを立派な人と言った。

この事を社会とか、環境と呼ぶ。

この社会や環境を昔の人たちはどの様にして作ってきたのか?

それは子育てに答えがある。

昔の人は子供達をこう言って育てた。

『世の為、人の為に役に立つ人になりなさい』

そうやって、自分から身が離れ、人の事を考えられる様な人を育てたのである。

これを修身と言った。

人は身が修まってこそ、人の事を考えられる様になる。

戦前まで行われていた修身教育とはこの修身のことである。

こうやって、世の為、人の為に力が尽くせる人になるために、文字の読み書きやそろばんを習っていた。

その場所が寺小屋である。

この様に、具体的にこの世を作ってきたのである。

あなたは成るようになる状態を作っているだろうか?